通常治療

腰痛症 神経痛 頚肩腕症候群 頸椎捻挫後遺症 脳疾患後遺症 リウマチなど鍼灸の適応となる症状の治療です。

  • 腰痛や五十肩など、関節や筋肉の痛みの緩和に、鍼灸は効果を発揮します。
  • 自律神経失調症やストレス心因的な不調に、鍼灸は効果を発揮します。
  • 妊産婦さんもでも安心して施術が受けられます。
  • 鍼灸と必要に応じて手技療法を併用して、よりよい効果がえられるように最善を尽くします。
  • 交通事故の損害保険による治療も可能です。(あらかじめお電話でご相談下さい。)

 

鍼の写真

鍼灸治療

 

鍼治療は極細い鍼をツボとよばれる治療ポイントに刺し、気血の流れを調整する東洋医学の一種です。

 

鍼灸は、一般に整形的症状によく施術されます。

急性の腰痛などの場合、2-3回の治療ですっかり回復する症例がほとんどです。

 

当院では、痛む局所そのものを対象とするばかりでなく、遠隔的なツボを刺激して痛みを緩和する特殊手法を多用します。

極細の鍼を極浅く刺す手法が主なので、ほとんど苦痛を感じずに施術を受けていただくことが可能です。

 

お灸とよばれる温熱療法は艾に火を着ける治療法です。

極小で瞬間的な刺激ですので、場合によっては心地よい刺激と感じる方もあるようです。

 

鍼灸の適応症は幅広く、列挙するとあかたも「なににでも効く」ような印象を与えてしまいがちです。

要点を述べれば、身体の機能を調整するようなものに有効と言えます。

例えば、自律神経の調整です。

鍼灸では交感神経や副交感神経を、抑制したり鼓舞したりする方法に優れており、そのメカニズムによって、ストレスによる胃潰瘍、喘息、アレルギー疾患などの症状をよく改善します。

 

また、病院での治療で効果がなく、代替として鍼灸を行った場合に劇的に症状が改善するケースもしばしばあります。

これまで扱った症例で、著効なものとして、頸椎性目眩症、円型脱毛症、肺がんに併発した嚥下障害などがありました。

 

個別の症例に関しては、お電話やメールなどで、鍼灸の適応かどうかなどお問い合わせ下さい。

 

なお、鍼灸院では、病気の検査や診断を行うことは出来ません。

深刻な病気が疑われる場合には、あらかじめ医療機関で受診なさることを強く推奨します。

 

 

 

矯正手技

関節の歪みや姿勢を矯正する手技は、操体法、ポジショナルリリーステクニック カウンターストレインといった、筋肉の緊張等に働きかけ、余分な緊張を弛める技術が基本です。

痛いのを我慢して操作をするような暴力的な手技ではありませんので、骨の強度が心配な高齢者の方でも安全です。

 

歪みは、その方の姿勢や動作の癖から発生するものがほとんどです。

凹んだ車を板金するような単純な原理の治療だけでは、日々の癖によって、すぐに元の歪みに戻ってしまいます。

余談ですが、「整体」や「カイロプラクティック」を看板にする所では、そのような傾向が強く、高度な見識や技能をもっているとは言い難い先生が多く見受けられます。

 

当院では、矯正効果を持続するために、自分でできる自己矯正法(矯正体操)や、より根本的と言える認知療法的姿勢修正メソッドなどもあわせて指導して、矯正効果の持続を図ります。

 

下記は腰痛の鍼治療に手技を併用し、アライメントの改善を図った例です。治療回数 通算3回

 

 

 

矯正の写真

 

 

妊産婦の方へ

 

妊娠中はよく腰痛が起こると言われますが、正確には腰痛の症例はほとんどなく、腰より下部の臀部に痛みや違和感を感じるものです。

専門的にこれを骨盤帯痛と言います。

 

妊娠によって腹部が拡大し、骨盤付近の負担が増えることと、出産の準備のために「リラキシン」というホルモンが増え、その作用によって骨盤の靱帯などが弛み、関節が不安定になることが原因と考えられます。

 

妊婦の腹部写真

私は産科の病院で、現在もこの症例を多く担当しており、専門性を有しております。

 

 

出産後は骨盤に歪みが発生しないように、骨盤を補正し、固定することが、その後の体調を左右するおおきなポイントです。

3人目の出産の時にこの方法を始めて実行した方の感想ですが、「こんなに楽だとは思わなかった。最初の出産の時から知ってればもっと楽だったろうに、特に二人目を産んだあとは辛くて、その後体調が思わしくなかったから....。今度はなんだか全身がリセットされて、体が軽くなり、自分も生まれ変わったような感じです。」という感想を述べていました。

 

退院されましたらなるべく早期にご相談いただくことが望ましいと考えます。

 

実際の治療の様子は下記の動画をご参考ください。